2022年1月9日

屏風の虎退治

今日は1月9日です。

例によって語呂合わせから

とんちの日

とんち話しと言えば、一休さん。一(いち)と九(きゅう)の語呂合わせから。
一休さんは、室町時代の中期から後期の実在の人。明徳5年(1394)正月元旦に生まれたといわれます。
少年期の一休さんは「神童」として知られ、12歳の頃には詩文の才能を発揮し、仏教の経典『維摩経(ゆいまきょう)』を熱心に勉強したとか。祇園にある建仁寺で、作詩を学び、漢詩集の『狂雲集』や『自戒集』などの著述があります。
修行を重ね禅の道を悟った一休さんは、30代頃に師のもとを離れ、小庵を転々としながら各地を訪ね歩きます。

「応仁の乱」がはじまったとき一休さんは74歳、大徳寺が炎上し、その再建のため、七年後大徳寺第48世の住持となります。一休さん81歳のときのことでした。各地を転々とした一休さんが晩年の拠点としたのが、京田辺市・薪(たきぎ)にある一休寺。元は妙勝寺(みょうしょうじ)というお寺です。戦禍により荒れ果てていた寺を一休さんが再建し、のどかな景色や村の人々との触れ合いを楽しんだといいます。70歳を過ぎてからの愛人・森女(しんにょ)をそばに置き、大徳寺へと通う生活を続けながら、文明13年(1481)11月21日、88歳で亡くなりました。遺骨はこの地に葬られ、庵は一休さんにちなんで「一休寺」と呼ばれるようになりました。

宵戎(よいえびす)

十日戎(とおかえびす)の前日。
大阪の今宮戎神社は商業を護る神様として大阪の人々に崇敬されています。年の最初のお祭りとして十日戎の3日間に約100万人が参詣するそうです。「商売繁盛で笹もってこい」と歌われる縁起物の笹は関西だけとのこと。関東では酉の市が有名ですが、こちらでは熊手です。

だれかの誕生日

大林宣彦 (1938年、映画監督)[2020年4月10日歿]
広島出身。大学時代の自主制作映画が話題を呼びました。その後、チャールズ・ブロンソン出演の「マンダム」などCMを多数手がける。「HOUSE ハウス」(1977)で映画デビュー。故郷・尾道で撮影した「転校生」(1982)、「時をかける少女」(1983)、「さびしんぼう」(1985)は“尾道3部作”とし有名。以後、数々の映画賞を受賞し、日本映画界を代表する監督のひとりとして活躍。2016年に肺がんで余命宣告を受けるも、「この空の花 長岡花火物語」(2011)、「野のなななのか」(2014)に続く、“大林的戦争3部作”の最終作「花筐 HANAGATAMI」(2017)を手がけ、さらに多くの映画賞に輝き、その後。尾道で撮影した「海辺の映画館 キネマの玉手箱」(2019)が遺作となりました。

ジョーン・バエズ (1941年、米:フォーク歌手)Joan Chandos Báez
ニューヨーク州のスタテン島のメキシコ系の家に生まれた。父親は物理学者、軍需産業への協力を拒否し、それがジョーンの1960年代から現在まで続く公民権運動と反戦活動へ影響を及ぼしました。妹のミミ・ファリーニャもフォーク歌手。
1960年ファースト・アルバム『ジョーン・バエズ』を発売、「ドナドナ」「朝日のあたる家」などが、彼女自身のギターによって演奏されています。1961年発表の2作目『ジョーン・バエズ Vol.2』はゴールド・アルバムとなり、翌年リリースされた『ジョーン・バエズ・イン・コンサート 』も同じくゴールド・アルバムを獲得しました。当時、多くのアーティストらが彼女を模倣したといわれています。
(ゴールドアルバム:当時の基準で売り上げ100万ドル以上)

岸部一徳 (1947年、俳優,ミュージシャン(タイガース[解散]/ベース)
京都府出身。67年にグループサウンズ「ザ・タイガース」としてデビュー。ベーシストとして活躍後、俳優の道へ。小栗康平監督の映画『死の棘』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞。テレビドラマでも『ドクターX~外科医・大門未知子』シリーズなどで、名バイプレーヤーとして人気があります。

シモーヌ・ド・ボーヴォワール ( 1908年 、仏:小説家,評論家『第二の性』)Simone Lucie-Ernestine-Marie-Bertrand de Beauvoir[1986年4月14日歿]
1908年1月9日パリ生まれ。父は控訴院判事、母は司書、家族は敬虔なカトリック信者。1926年家族の反対を押し切ってソルボンヌ大学哲学科に、そこでサルトルと出会います。1943年に最初の小説「招かれた女」を発表、サルトルと並び実存主義作家の代表として活躍します。1949年に代表作『第二の性』で一躍注目を浴び、現代フェミニズム運動の先駆けを担うとともに、1954年、自伝小説『レ・マンダラン』でゴンクール賞を受賞、フランス文壇の第一線で活躍しました。

リチャード・ニクソン (1913年、米:大統領(37代))Richard Milhaus Nixon[1994年4月22日歿]
第37代アメリカ合衆国大統領。デューク大学ロースクール修了後、弁護士を経て、1946年に共和党より下院議院に初当選。上院議員に転じた後、1953年よりアイゼンハワー政権で副大統領を務めた。1960年の大統領選挙ではジョン・F・ケネディに敗れますが、1968年の大統領選挙で勝利し、第37代大統領に就任。ベトナム戦争からの完全撤退、冷戦下のソ連とのデタント、中国との国交樹立などに尽力します。しかし、ウォーターゲート事件により1974年に二期目の任期半ばで辞職。 (HMV&BOOKS onlineより)

去年の今日は

今年の年越しは寒波の襲来で厳しい寒さになりました。12月31日から元日にかけて広い範囲で大雪になったようです。昨年の北陸も大雪に見舞われていました。北陸自動車道では昼間300台を超える車が立ち往生、いったん解消したものの夜になって別の事故により125台が動けなくなっていました。さらに、、、。

富山で記録的大雪、帰宅困難者も コンビニ品薄で休業

北陸は9日も断続的に雪が降り続いた。なかでも記録的な大雪に見舞われている富山市では、除雪作業に出た男性が亡くなったほか、コンビニのおにぎりなどが品薄になり、市民生活に影響が出ている。北陸新幹線も9日夜、開業以来初めて、雪のため運休した。

気象庁によると、午後10時の積雪は富山で126センチとなったほか、氷見96センチ、魚津77センチ。富山市中心部で100センチを超えるのは、1986年に117センチを記録して以来、35年ぶり。金沢53センチ、福井104センチだった。

富山県警や県によると、富山市善名(ぜんな)の用水路で8日夜、近くの山口健一さん(81)が死亡しているのが見つかった。「除雪をする」と昼すぎに出かけたまま行方がわからなくなっていた。このほか除雪機で歩道の雪を取り除いていた男性(24)が手に重傷を負うなど、8日以降、4人がけがをした。

JR富山駅近くのコンビニには、8日夜の帰宅を諦めてホテルに泊まった人が頻繁に訪れ、おにぎりや菓子パンなどがなくなった。冷凍食品やカップラーメンなどは残っているが、新たに商品が届く見通しはなく、10日午前0時から休業予定という。店員は「状況によっては11日も休むことになるかもしれない」と嘆いた。別の店の店長も「商品入荷の見込みはたっていない」と話した。

(朝日新聞デジタルより抜粋)